a little, good garden 1 2010春夏ブランドリスト

SUNSHINE+CLOUD, HO'OLAUREA fabric design by SIG ZANE, AURORA SHOES

FORTE_FORTE, GASA*, MANDO, LEFCHANDLE, ASEEDONCLOUD

PETER JENSEN, QUE?, SPOKEN WORDS PROJECT, KVIVIT, LU FLUX, SPOLOGUM

STEPHAN SCHNEIDER, SUZUKI TAKAYUKI, WIM NEELS, VON SONO, TAKIZAWA NARUMI

DOSA STANDARD ISSUE, ISEE BY FLEUR TANG

JEANINE PAYER, REPETTO, NICO LA PETITE DANSEUSE, DORE DORE,

FORTE_FORTE
フォルテフォルテはイタリア ヴェネチア地方ヴィチェンツァで、2000年スタートしました。
ヴィチェンツァは、世界遺産として登録された水の都、ヴェネチアから約1時間。ヴェネト州の中心部に位置する人口11万の小都市です。
ルネサンスに生きた天才が残した、その数39 にものぼるユネスコ指定の文化遺産が今でも当時の香りを漂わせながら息づいています。
その歴史のある小さな町で、高級ニットを生産する工場の妹ジャダと兄パオロフォルテ兄妹がスタートした “forte_forte“。高級メゾンで経験を積んだジャダがデザインをし、生産と経営を学んだパオロがそれ以外の業務を担当しています。
繊細で女性らしさ感じるアイテム達は、過剰なシルエットや装飾が排除された、シンプルなセクシーさがその魅力だと思います。
また織りネームにはフォルテフォルテの名前はなく、ニットならば「knit」、シャツならば「shirt」と刺繍されているだけです。
一枚ずつ小さな布バックに入れられた、着心地の良い服には“日常の贅沢“が詰まっている気がします。

GASA*
GASA*とはスペイン語で "ガーゼ" 表し、肌触りが良く、生まれたての赤ん坊がはじめて触れ、傷や怪我の手当に使う素材、そんな役割を持つ "ガーゼ" の様なブランドでありたい。そんな思いで1994年『GASA*』をスタートしました。また『*』は、海の色とその光に反射した光を表現しているのだとか。
天然素材をベースにしたオリジナルのテキスタイルに、染め、刺繍、プリント、洗いなど複雑な加工を施し、そのシーズンのテーマに添った、民族衣装的なエスニック感を表現しています。
細かな技法やディテールの積み重ねで作られる繊細なスタイルは、デザイナー五十嵐三恵の人柄そのものを表している様にも感じます。

LEFCHANDLE
2006年、南青山のマンション3階にSHOP LEFCHANDLEがオープンしました。
ヨーロッパのヴィンテージとコレクションブランドをミックスしたラックに、プライベートコレクションが品良く収まります。
ショップのオリジナルであるLEFCHANDLEは、”SOFT, IMPACT, HUMOR”をテーマにコットンやシルクなどの自然素材を使った、シーズンレスのアイテムを提案しています。素材と縫製にひとひねりを加えたセンスの良い服は年齢を越えて人々を魅了します。

ASEEDONCLOUD
2010春夏よりスタートするアシードンクラウド。
デザイナーの玉井健太郎が、幼少の頃に描いた絵本“くもにのったたね”をルーツに自身のブランドを立ち上げました。
19世紀後期~20世紀初頭の古い作業着の美しさと、その裏にあるアイデンティティーを時代観、アンティークからの再現を用い、玉井自身のウイットとユーモアで表現しています。

PETER JENSEN
デンマーク、ユトランド半島北部のロイスター生まれ。
刺繍、テーラードの学校を経て、1997年デンマーク王立アカデミーを卒業。
1999年にはロンドンのセントマーチン美術大学のMA修士課程を終了後
2000年秋冬パリ・メンズコレクションに初参加。
翌年の秋冬ロンドンコレクションではメンズ、レディスを発表。
ピーターイエンセンのレディースコレクションは、シーズンごとにイメージする女性有名人を決め、その人物からインスピレーションを得て作られています。
クラシカルで女性らしいデザインに現代的な要素をプラスした、現代的なコレクション。
毎シーズン発表される、プリントパターンやプリント、アップリケ、刺繍、ステッチなどの手細工には生まれ故郷であるデンマーク的な感性が反映されています。

QUE?
Que?とはスペイン語で[ケ]と発音しますが、ガサでは[クエ]と読みます。クエとは疑問詞で用いられる言葉で、何をしていますか?どうですか? といったメッセージが込められているそうです。
デザイナーの松谷正晃自身が、自ら愛用するカバーオールやワークパンツ、スエットシャツなどのワークウエア達。それらの素材感、ディテールを独特のスタイルに落とし込みます。
定番的でありながら、一目でそれと分かるスタイルは毎日着たくなる日常着です。

SPOKEN WORDS PROJECT
デザイナー飛田 正浩 埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業。
染色デザイン科在学中から”spoken word project”を表現活動としてスタート。卒業を機に“spoken words project”をファッションブランドに改め、1998年東京コレクションに参加。
色彩豊かなオリジナルのプリント柄が、布の上に重なり合う “スポークンワーズプロジェクト”の服。
それらはプリントされた生地の中の裁断する位置の違いや、縫製後さらに施されるプリントによって1点づつ違った表情を作り、すべてのコレクションは一点ものになります。
現在も墨田区錦糸町のバケツ工場跡のアトリエで、デザイナー自らが1着づつプリントや染めを手作業で行っています。

KVIVIT
10周年を迎えたホームスパンが2006年入社の山本曜子をデザイナーに据え、スタートしたKVIVIT。
『まえがき
今までめったに飲まなかったコカコーラを最近に成って好んで飲むようになった。それは、ある日突然、あの“スカッとさわやか”の感覚を実感してしまったからで、こんなちょっとした味覚の変化で、からだは昨日と全く別のものになってしまって、洋服というのはそれをうまく受け入れてくれたり、モーレツに否定したりする。もちろん、洋服がI love youとかバカヤローとか言うわけないのだけど、(そもそも、ある日突然コーラを飲んだら、自分のからだが全くの別人になる訳がないのだけど)そういうやりとりがからだと洋服のあいだに起こっていることがおもしろくて、そうだとすると、やっぱり I love you とかバカヤローみたいなことを素直に考えたり、感じたりすることをやっていきたい、それだけです。』
だそうです、、
僕はこのKVIVITにどこにもない個性を見ます。
それは皆が知っている様で、実は知らない事。モードでもカジュアルでもなく、なにものでもない、ただユニークで楽しくなる洋服そのものの姿を感じるからだと思います。

LU FLUX
イギリス海峡の島、ワイト島生まれ。
ロンドンコレクションウイークで2007年スタート。
ノスタルジックなプリント素材や手織りのツイードなど様々なヴィンテージ素材を、タック、パッチワークなど伝統的なテクニックで組み合わせた独創的なコレクション。
消費される、現代的なトレンドとは対照的な、懐かしさと温もりを持った服達。そのユニークさには思わずにっこりとしてしまう程。LU FLUXは、手に取る人がその人なりの特別な思い入れを持てる服だと思います。

SPOLOGUM

野中厚志、森由江
「スポロガムというkeywordは私たちの中だけで存在していました。 
一つのパッケージで男女別々のおまけがあるように、一つの感性で男女それぞれが独立したデザインをする。そんなユニットが出来たら・・・、と密かに思っていました。その考えをベースとして2004年にスポロガムを立ち上げました。」
スポロガムの服を見るたびに僕はその難解さに頭を抱える事になる。
服自体が混ざりけなしの『テイスト』そのものだからだ。

STEPHAN SCHNEIDER
ドイツ、デュッセルドルフ出身。
94年アントワープ王立美術学院を主席で卒業、その翌年、自身の名を冠したブランドを設立。以来アントワープを拠点に活動中。
日常的で素朴でありながら、上品で上質なアイテム達。
手作りにこだわり、職人の手によって裁断される繊細な服は、グレーを基調とした優しいコレクションです。
それらは、個性と自制が重要なデザイナーの資質と考える、「ユーモアなきファッションはすなわち死」「つまらない日常の中に美を見つけ出す」という自身の言葉を反映した、さりげない個性と着心地が魅力です。

SUZUKI TAKAYUKI
スズキタカユキ 1975年愛知県生まれ。
東京造形大学在学中に友人と開いた展示会をきっかけに映画、ダンス、ミュージシャンなどの衣装を手掛けるようになる。
2002秋冬 “suzuki takyuki”として初のコレクションを発表。以降ブランドの持つ世界観をベースに展示会形式での発表を重ね、2004年より全国展開。
2007秋冬より東京コレクションに参加。
suzukitakayuki.com のprofileには“女性が本質的に持つ美しさを引き出すため、“時間と調和”をコンセプトに繊細で緊張感のある服を創りつづける。”とあります。
絹、麻、綿といった力強い天然素材を紅茶、ログウッド、藍、泥、アカネなどの天然染料で染め、アンティーク加工、タック、そしてレイヤードの技法でそのテーマに添った量感を表現しています。

WIM NEELS
ウィムニールスは1965年ベルギー生まれ、アントワープ王立アカデミー、ウォルターヴァンベイレンドンクを経て、1992年、自身のコレクションをスタートしました。
2000年からは、素材選びから生産、流通全てを自身でコントロールするべく “VETEMETS WIM NEELS”をスタートしています。
“VETEMENTS”とはフランス語で「服」そのものを意味し、「ブランドではなく、服本来の良さを評価してくれる人に向けた服」「シンプルに買えて、シンプルに着られる服」「普通の感覚を持った人たちに、シンプルだけど着心地の良い丁寧に作られた服を提案したい」という彼の想いが込められています。

VON SONO
from me for you, forever and never as long as you like
デザイナー Stephan Orerg
1975年ミュンヘン生まれ。
コスタス・ムルクディス、ブレス、キャシャレルのアシスタントデザイナーを経て2001年VON SONOプロジェクトをスタート。
2004年よりロンドンに拠点を移しVON SONOコレクションスタート。
天然素材を中心としたメイドインイングランドのコレクションは、シンプルでありながら、そのバランス感覚に強い個性とファッション性を感じます。

TAKIZAWA NARUMI
デザイナー 滝沢 成実
東京理科大学で物理学を専攻。
その後、文化服装学院ファッション工科アパレル技術科を卒業。
4年間の古着卸売業を経て、2006年に「TAKIZAWA NARUMI」をスタートする。
『美しい線と面の連続により、第二第三の皮膚を構成。』
というデザイナーの言葉通り、構築的で哲学的な独創性を持つ服です。
その服作りはデザイン、パターンはもちろん、縫製、仕上げまでデザイナー自身の手で行われます。それら一点一点作り上げられたコレクションに、本来の服のあるべき姿の一つを見るような気がしています。

HO’OLAUREA fabric design by SIG ZANE
ho’olaurea –祝う、分かち合う、平和
SIG ZANEのお店はハワイ島、ヒロとマウイ島のワイルクにあり、オリジナルデザインの生地で作られた服や小物を販売しています。
そのハワイアンプリントには、コットンの布地の上に花や葉がデザインされています。
エグザクトナイフを使ったカッティングや手書きにより柄が作られ、そのシーズンごとの色が乗り、服や小物が作られるのです。
ハワイ文化には、自然の要素すべてに意味があり、そのひとつに植物は兄弟もしくは母なる存在、あるいは神だという伝統が語り継がれています。彼は植物の視覚的な美しさはもちろん、ハワイの伝統に敬意を払い、それらが持つ意味、物語を人々に伝授する為、研究し、デザインし、布の上に刷っているのです。
SUNSHINE+CLOUDがSIG ZANE にオーダーした生地ひとつひとつにも意味があります。
それらオリジナルのシャツやショーツ、スカートには、特別の空気感を感じ、商品として取り扱う事の出来る自分をちょっと誇らしく思ったりしています。

DOSA
韓国語で“導師”の意味をもつ “dosa”。
1984年、デザイナーである韓国系アメリカ人のクリスティーナキムと彼女の母親がスタートしたL.Aブランドです。
日常的に世界中に旅をするデザイナーのクリスティーナ。
訪れた先々での土地に根付く、民族の伝統文化に強いインスピレーションを得て、物づくりに反映させています。
“dosa - standard issue” は、印象的でエスニックなウェアーを中心に、カシミアのショールやカディコットンのタオルなどの小物も含めた定番的でリゾート感覚あふれるラインです。
それらは、身につけて心地よいインドのカディコットン、中国のシルク、カシミアなど厳選された素材を使用しています。
また、旅先でのコーディネート、洗濯、パッキングなどの機能性も意識されています。
それらは、日常的でありながら身につける人の個性が生きる様な、特別なコレクションです。

ISEE BY FLEUR TANG
フラー・タンがデザインするTシャツコレクションは、オーガニックコットン100%が基本となっています。“Tシャツは裸の状態であるのと同じくらいの快適さを提供できるのがベスト。自分の肌と同じ感覚で着用出来るもので有るべき。”というコンセプトを元にしたデザインは、ニュートラルなカラーを中心に、無駄の無いクラッシックなシルエットを基調としています。

JEANINE PAYER
ジィーニーン ペイヤーはアメリカ、サンフランシスコ出身のジュエリーデザイナーです。
手作りにこだわった、繊細で深みのあるそのネックレスやブレスレットは、従来型の鋳型にシルバー、ゴールドを流し込む大量生産に反し、ほとんどの作品をサンフランシスコにある工房で制作し、丁寧に手で磨きをかけ仕上げています。
詩を手仕事によって彫刻した作品がコレクションの中心となっており、彫り込まれた詩は、哲学者、思想家の教え、作家、芸術家の言葉などそこにはジィーニーンの人生観に通じる一貫性が感じられます。
確かな技術で作られる、強いメッセージが込められたそのカジュアルなジュエリーは多くの人々を魅了し支持されています。

NICO
“ニコ、小さな踊子”
大人の為の少女靴をコンセプトに2004年、伊藤雅彦がスタート。
グラフィックデザイナー出身の伊藤が素材開発、デザインを手掛け、浅草の熟練された職人により手作りされる。それら温もりのある靴たちは、どこか懐かしく、ありそうでないオリジナルです。
ワンストラップにTストラップシューズそしてバレエシューズのみ定番的なコレクション。
それぞれ組み合わせる素材、ヒールによって、違った表情をみせてくれます。
またデザイン、素材のかわいらしさだけでなく、日本の職人が作る日本人の為の靴として、機能性も研究されています。

AURORA SHOES
オーロラシューズという名前はオーロラ村出身であることに由来します。
人口400人。カナダとの国境に近いニューヨーク州の北西部、透明度の高いカユーガ湖のほとりにある美しいこの村は、ここ数年ワイン村としても知名度が上がっています。
オーロラシューズのスタッフは工場を開いて以来ほとんど同じメンバーで、現在11人の職人それぞれが自分の担当を持っています。機械を使うのはほんの一部で、型をとる、靴底を貼るなど、大部分の行程は手作業でなされています。
デザインやカラー展開に変更はなく、安定したクオリティーを保てる数量のみを丁寧に作っています。

SUNSHINE+CLOUD
サンシャインプラスクラウドは神奈川の葉山町にあるショップの名前で、逗子駅からバスにのってトンネルを二つ。かやの木テラスの奥のドアを開けた左側、壁際のラックに吊るされたシャツのタグに、赤い文字で小さくプリントされています。
僕の出会いはまだ学生の頃、代官山の同潤会アパートの脇にあるG.O.Dというショップでした。
今も変わらず、さっぱりと並んでいる、ゆったりとした皺だらけのシャツがすごく奇妙に映り、これが東京か、、とびっくりしたのを憶えています。
それからずっと、故郷で洋服屋をはじめるまで僕はG.O.Dに通いました。
それはちょうど、雛鳥が最初に目にしたものを親と決めてしまう様に、そのボックスシルエットのシャツは僕にとっての都会のそのものであり、象徴であり続けたのです。
あれから15年が過ぎ、自分のショップに立っている今でも、僕は変わらず展開されているシャツやチノパンツ、”ALOHA”とプリントされたTシャツを、ユニフォームの様に着続けてしまうし、自分の店のラックにも並べています。
葉山、代官山と福井では、気候も生活も少し違うかもしれませんが、そこは、まぁ根性で、、、という事です。

2010年01月03日